「現代社会を考える」と「山歩き」 -6ページ目

大問題!「ケア」


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  知ってシリーズ30



     「老いて共生」<グループホーム>



 高齢化時代。「認知症ケア」の大問題。厚生労働省の考える「高齢者在宅シフト」は、公的な「医療と介護」の費用を減らしたい目的で、社会的入院と云われる「療養病床」が認められず「病院死」は減少しているが、その陰に「介護する家族の負担増」を招き、誰しもが「自宅での最後を」の希望は不可能に近く「医療難民」や「介護難民」が多くなりそうです。

 やがて訪れるであろう「戦争」以外では、例の無い「大量死時代」。厚労省の「在宅化」政策は、医療費抑制に奔走のあまり、難民の発生に拍車をかけています。さらに、在宅医療を支える柱・在宅療養支援診療所ですが、診療所と医師不足により計画通りには進んでいません。今後「都市部での高齢化」が深刻となり、訪問看護ステーションの設置が待たれる状況ですが、その数も「伸び悩み」の状況です。



 今回は「認知症高齢者・グループホーム」に関する「資料」を整理してみようと思います。


 この施設は、軽・中程度の認知症(痴呆症)のお年寄りを対象とした共同生活住居を指すらしく、厚労省の「認知症ケアの切り札」とされるこの施設は徐々に増えていますが、利用者の個人負担は「平均11万円超」で「年金生活者」には利用不可能なケースが多く報告されています。(この負担金は、介護報酬の1割相当額だそうです)


 認知症は認知力や記憶力、時間と場所の感覚などが衰える病気です。しかし、個室を基本とした家庭的な施設(グループホーム)で、職員らの介護を受け「共同生活」する事で症状の「安定と改善」が期待されているそうです。

 「00年の見切り発車」と云われた「介護保険」。だが予想以上の経費が嵩み、「不服審査の申立」が増加していますが、介護の「認定区分」の厳しさは、益々個人負担増へ加速すると予想されます。
 今後の「大きな問題」となるでしょう。と、東京医科歯科大の川渕 孝一教授は、猫の目のように変わる厚生行政に自分で対応できるようにしておくこと。と警告を促しておられます。



 高齢者にとって、病気をしない心遣いがなによりで、日頃の「体力創り」が必要です。安心して老後と最後を迎える事が、非常に難しい時代の到来と云えるのでは・・・。

 このまま「政府の無駄遣い」を続けるようであれば、ほんとに「日本沈没」は免れないと思われます。 無駄を省けない「自民党&霞が関政治」を変えなければ・・・!


  ☆十一月の仏声人語・・・自分を卑下するなかれ!


      <赤ちゃんポスト情報>





<試行山歩き>新人研修!

KY-[人事院」


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    現社考「人事院勧告」



     世論読めぬ・?<公務員給与引き上げ>




 人事院は、10月8日付けで九年ぶりの「給与引き上げ」('07年度ー八月)を勧告した。現・人事院総裁は世論が理解出来ない「デクの棒」であろうか。 実施するかどうか、政府の検討が大詰めを迎え、「幹部は我慢」として一部職員のボーナスなどの引き上げを見送る方針が決まった。

 この深刻な財政難や相次ぐ公務員の不祥事、或いは、現在の給与の適正を検証する事無く、現政府・福田首相は決めたようであるが、納得する国民は当然に少ないだろう。



 現在の「公務員の給与」は、本当に適正な額であろうか・・? 公務員の退職金及び共済年金での受領額等の勘案はなされているのか・・? 一般国民との兼ね合いを政府・与党は考えているのだろうか、一向に疑問は晴れない。(官舎は贅沢)

今、世界では「適正賃金」を巡る決定は、日本の「人事院」のような世間知らずの輩の指摘でなく、世間の声が反映された第三者委員会に、その決定を委ねるのが主流である。

 「民間給与実態調査」自体が不明であり、根拠の提示がなされない現状では、人事院の勧告は納得できない国民が多いのは当然である。


 官僚の専門職の退職する平均年齢が、55.8歳で、ピラミッドからはじき出された者は、外郭団体や関連企業に天下りする。之に対する「人事院の方針・専門スタッフ職」、来春予定の「新制度」により、定年まで働け、天下りを是正できるとノタマウが狙い通り 制度管理ができるか、期待感は少ない。
 
 安倍政権の批判の矢面だった「社会保険庁」と併せて、公務員制度改革。決めぜりふは「押し付け的な天下りを根絶する」と強行採決したが、法改正の柱・「新人材バンク」の設計は現時点ではまだ。これも制度がうまく機能するとは云えない。

さらに、撤廃回答ゼロの独立行政法人からの企業への天下りも野放しである。その他、公務員の労働基本権についての方向性すら示せない自民党。このままでは、借金大国「日本」の先行きに暗雲立ち込めると批判する「民主党の主張」は納得が行く。



 就職氷河期とか云われ、正規雇用が非正規雇用の半分である現状を勘案しても、人事院の勧告、引き上げに同調した政府。本当に「格差是正」に取組む姿勢には見えない行為であり、現状では、国民の理解は得られないと考える。


  ☆十一月の仏声人語・・・自分を卑下するなかれ!


      <更新コラム>




<エッセイ>「阿波踊り」


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   <エッセイ>



      「伝統芸能」阿波踊り!



 今「コーヒー」を戴きながら、その昔、徳島県の夏!「阿波踊り」見物に招待戴いたことが思い出された。


 やはり「国会議員も踊るのか・・?」。いま、読売新聞会長・邊恒と元首相・森 喜朗両氏の名が取り沙汰されている。この両フイクサーによる、現衆議院第一党の「自民党」及び、参議院第一党の「民主党」の党首会談にて、「大連立」なる密室の政治手法による打ち合わせをし、かたやの「民主党・党首『小沢一郎』」氏の辞任劇に発展し、結果「元のサヤに」いたる大失態を演じる様は、まさに「踊るアホウに観るアホウ」に思え、滑稽ささえ憶えた。


 相変わらず、「国民を無視」した民主主義を垣間見且つ、資本主義(弱肉強食)を見せ付けられた有権者。いったい「この騒動」をいかなる教訓としたのだろうか・ 好景気に踊った不動産業・IT産業・銀行・証券会社、ほんとに懲りない「日本社会」である。 いや、「経済と云うバケモノ」の為せる業と云うべきか・・。 



 今また、薬害エイズと同じ経緯を辿る「C肝」問題この投薬「フィブリノゲン」に関し、多くの死者を誘引してる現実にも、厚生・労働省の「国民へのお詫び」は未だ無い。農水省・林野庁の愚策「みどりのオーナー制度」はたまた、緑資源機構の解体の幻。 そして、「渡り」に羽を休め「血税を蝕む」霞ヶ関の官僚。 いい加減に「自民党政権の終焉」を迎えないと「日本国」は、沈没する。


 この国民の思いも、民主党党首・小沢 一郎氏の「浮かれた踊り」によって、先行き不透明となった。この責任は大きいそして、鮮明に成ったのは、民主党の「あやふやさ」であり、国民の政治離れの原因の一つ「政治家不信」の増大であろう。


 死に体の自民党。フィンランドの「生徒大量殺害事件」ではないが、「日本の先生方は選ばれし者」であろうか・・ ふと、考えさせられた。 巨大な権力に挑む気構えや、悪を正そうとする正義感が皆無である現代。その昔、「鞍馬天狗」の映画に拍手した親達の姿が眼に浮かび、このまま本当に「ダメな日本社会」が続くのか・・・と心配で・・、コーヒーも冷めていた。


 ☆十一月の仏声人語・・・自分を卑下する無かれ! (空しい)。


       <コラム>



「迷走」・正体みたり・・!


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   現社考「男の短歌・?」



      <迷走・・うんざり



 党首慰留の情けなさ・・「舌のねの渇かぬ内の啖呵」。これが、参院第一党の姿の実態であり、今まさに、「正体見たり枯れ尾花」の心境である。



 自民党との「大連立」騒ぎで、「混乱のケジメ」とした小沢党首の辞意は、一体何なのか・・? 是々非々の「政策論争」なら、国民の理解もある程度得られるであろうが・・・? まことに「無節制」以外の何ものでもない。わずか三ヶ月前の参院選で、「政権交代」を訴え勝利した事を忘れたかのような「小沢党首の大連立構想」は、有権者無視の背信行為である。


 一連の騒動は、党内の「分裂回避の優先措置」との解説が多いが、党内の不満分子も多く「恥を晒して再チャレンジ」と云われても、「民主党の政権能力はいま一歩」とか「総選挙での勝利は厳しい」とまで吐いた言葉は有権者に残り、果して「党内結束」が図れるか否か、たいへん疑問である。


 そして、「情けない・・」のは、そんな小沢党首にすがりつくかの如き「引き留め」にひたすらの民主党のひ弱さである。 ポスト小沢はいないのか・? このまま小沢氏が続投しても、国民の信頼回復は望めないだろう。


 先の選挙で、国民が「民主党」に求めたもの「閉塞ぎみの日本国政治の打開」であり、小沢氏の「これまでの経緯とこれからの方針」の説明無しでは、国民は納得しない。


 ある社説の引用であるが、「小沢党首は説明責任を速やかに果し、『新しい出発』の為の代表選挙を実施しなければ、民主党の再生はない。」。確かに、的を射る解説と感じた。まさしく「国民の後押し無し」での政権交代はありえないし、「腐敗した自民党政治」の終焉を迎えることは、非常に難しい現状に至ったと判断せざるを得ない。

 有権者は今回の騒動を如何に感じるのだろうか・・ 


  ☆十一月の仏声人語・・・自分を卑下するなかれ!


        <コラム>



決断しない「福田さん」?


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    現社考「資質」



      「軽率」<法相の発言>



 政局が揺れている。民意そちのけの「小沢党首の判断」に民主党が浮き足立つ一方、密室の会談により「政治の停滞」がより鮮明となった。 相変わらずの「永田町論理」が罷り通り、国民等閑の「政治の裏」が垣間看れる思いである。


 民主党は、先「参院選挙」の意味すら否定するような「小沢党首」など、政権政党を目指す政党として、早急なケジメを付ける意味でも「党首交代」を迅速に決定しなければ、せっかくの「国民の風」を裏切る結果となり、民主党の明日はないだろう。

 さらに、この「小沢」と云う男も政界を引退すべきであり、国民をして「時代錯誤の甚だしい人物を排除すべき」と考える。



 さて、これら「日本の国会議員」らを含む全ての先生方の「議員の資質」が度々問題となるが、この度の「鳩山法相」の発言死刑制度問題さらに、外国特派員協会主催の講演会にての「アルカイダ発言」はたまた、己の選挙区の秋祭りでの一言・・と。

 国の法務大臣である者の立場での、テロの脅威に関する国民への警戒を呼び掛ける発言であれば理解も得られようが、今回の発言は軽率の誹りは免れないだろう。この程度の「資質」であれば、一国の大臣としての「資質」は皆無と云って過言ではあるまい。

 日本国民の声は「法相罷免」が当然とするも、露呈した「人材不足の自民党」には、その力すらもはや残しない現実がはっきりし、政権交代による「新しい政治」の台頭も看られそうにない事を憂う。



 特に、「死刑の自動化」は軽率に論じる事柄に非ず。死刑は国家によって執行され、その責任は法務行政の最高責任者である法相が負うのは当然であろう。苦しいのは法相だけでなく、死刑判決を下す「裁判官」も思い悩んでいる現実を知って欲しい。 故後藤田正晴氏の言葉を法に接する者はしっかり噛み締めてほしい。・・「裁判官に死刑判決と云う重い役割を担わせ、それを法務大臣が執行しないと云うのでは、国の秩序は守れない」・・重い言葉である。


 ある「世論調査」によれば、日本国民の「死刑制度」を認める人は多い。しかし、欧州を中心に死刑制度廃止への傾向はあるが、もうすぐ始まる「裁判員制度」に市民が直接「死刑」に関り合う事になる。

 死刑制度をどうするかの論議は、避けて通れない時期にきているのかも知れない。が、鳩山法相の考えは、到底納得できるものではない。 福田さんどうします・・?


   ☆十一月の仏人語・・・自分を卑下するなかれ!



     <更新コラム> お尋ね下さい。





GSC-レクチャー2

保存版ー「認知症」2


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現社考保存版



    認知症2「成年後見人」




 東京・世田谷区で「区民成年後見人」の第一号が誕生した。「区内に住む認知症の女性」の後見人として、「お金の出し入れ」や「契約」の代行も為される。この制度は、「家庭裁判所」による認定が必要とされ、身寄りの無い「高齢者の財産」を守る目的にあり、リホームや訪問販売などの「悪徳商法」から高齢者の被害を食い止める。つまり、成年後見人は「病気や知的傷害・精神障害」などで判断能力が十分でない人に代わって、財産の管理や支払いを代行するものです。


 そして、「後見人」は親族や首長らの申し立てで、家裁が適任者を選び、親族以外では「弁護士や司法書士及び社会福祉士」らの専門職の人が選任される事が多い実態です。



 00年「介護保険」が始まり、福祉サービスは契約に変わった。と同時に高齢者の権利を守る「成年後見制度」も使いやすく改められたと云えます。そのせいか、利用者は年々増えているようで、昨年度の申請は三万二千件に達しているそうだ。ただ、専門職に依頼すると、月3万円程度の費用が掛かるのが難点です。今後、日本でもドイツのように「知識と責任感」を持つ「世話人」(市民の後見人ー費用が安価)を養成する事が必要でしょう。

 後見人が安心して活動できるようになれば、依頼者の安心も得られ「市民の互助」としての「市民後見人」が誕生し、傷害を持つ高齢者の手助けができる世の中を構築したいものです。



 先「認知症」-<生活の変化>に掲載出来ませんでした、「金融商品取引法」について説明します。(注意点)


 <改定・金融商品取引法>とは、証券取引法を改定して関連法と統合し、06年通常国会で成立しました。よって、違法取引の罰則強化が図られ、株式公開買い付け(TOB)の規制強化などは既に施行済みですが、これまで野放しだった「投資ファンド」も原則「監督対象」と成りました。

 これらにより、「リスクの商品販売」に関し、「リスクの表示を大きな文字で明確に」そして、販売に関し「ニーズを確認、相手に合う商品しか売れない」さらに、契約に関し「リスクと手数料を書面・口頭で確認必要」等々の規制強化が図られます。しかし、法律の「抜け穴」は健在です。自己責任を問われる事も多く発生すると思われます。「大切なお金」に拘わる行為の前には、必ず「信頼できる方」或いは「公的な機関」への相談をお薦めします。


 ☆ 十月の仏声人語・・・身から出た「さび」。考えよう!


       <相談窓口>


 



「高見山」紀行


山の夢


   <GSC月例報告>



      「伊勢街道」高見山紀行




 昨24日、雨の為順延の「台高山脈ー高見山」(1284m)へ。冬の霧氷・樹氷は有名との情報の下見も兼ね、登行しました。
 登山口が5箇所もある「高見山」。山容は然程の大きさはないが、山脈北部の独峰と思える360度のパノラマは広葉樹林の多い周囲の山々を考えれば、「秋の紅葉」季節はお薦めの山に加えられるものと思います。



 まず、案内板がしっかりしており、標高差も800m前後(各登山口)と手頃ですが、残念な事に「杉谷登山口」には「駐車場」が一般道路であり、他への影響を勘案すれば、マイカーでの「お薦めの山」とは云えないかも。


 さて、登山道の説明に移ろう。登山口となる「東吉野郡・中垣内」は、国道166号の三重県境に近く、注意しないと通り過ぎるくらいの「小さな案内板」で、奈良交通の「高見登山口」には、綺麗なトイレもあり売店もある。但し、駐車は迷惑にならない範囲での国道沿いに駐車するようにとの注意書きが掲示されている。後で気付いたが、右にトイレを見る先100m左側に5・6台の駐車可能な空地がありました。


 ところで、登山口は一般民家の階段と間違う程の石段で始まり、傍らの民家の敷地を巻くように「紀州街道」が続く。江戸時代には「紀州公・参勤交代」に利用されたとの記述案内板があり当時の権力者のそれが伺える石畳は、村人の苦労の跡も偲ばれます。よく踏まれた登山道はやがて「小峠」と呼ばれ、一般人の「お伊勢参り」の道と交差する。

 これより「信仰の山」らしく鳥居が建立され、石段が組まれている。「等高線」が混み合う急登となり、「乳岩」の看板までちょっと苦しい急坂である。これを過ぎれば原生林・ブナ林となり、冬の「霧氷・樹氷の様」が想像を描き立てる。 1100mあたりの「伝説の揺岩」を過ぎれば視界も開け、近隣の広葉樹の「錦秋」の見事さが理解できる。

 頂には「雷避け避難小屋」があり、その屋上は展望台で、傍らには「ヤタ烏建角見命」(やたがらすたけつのみのみこと・神武天皇の側近)が祀られた社祠がある。そして、東に「三峰山」(みうね)や南に「大台ケ原」・大峰山」が望める。家族での「トレッキング」にはお勧めであろう。(全行程約5時間)



 さて、我GSC恒例の「温泉」巡り、今回はR370沿いの「大宇陀温泉・あきのの湯」。奈良・和歌山で数ある「美人の湯」の中でも指折りと称されるもの(アルカリ単純泉)。レストランや土産店さらにレストスペースや介護ケア・宿泊棟と充実した施設を有し、県民の「憩いの場」とされているらしい。


 次の「月例」は、3500万円賭けて「エコトイレ」が建設されたらしい「ダイヤモンドトレール」の南に位地する「岩湧山」。 楽しみな温泉は、「紀見峠」にある地元で人気の温泉と云われるらしく、楽しみな紀行となりそうです。 ご報告は、後日!



<子どもの性ー3> お尋ね下さい。





薬師紀行ー最終回