「危険運転致死傷罪」判決に思う。 | 「現代社会を考える」と「山歩き」

「危険運転致死傷罪」判決に思う。

             
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          <危険運転致死傷罪>



 多くの国民が注目した「06年・福岡市」で起きた、幼い子ども三人が亡くなった市職員による追突事故。「懲役七年六月」の判決が福岡地裁にて下された。これに対しては、法曹関係者の間でも意見の差が激しい。


 まず、私の感想から・・・「よく吟味された判決」と感じた。感情論が勝れば「当然『危険運転致死傷罪』の適用」であろうが、今回の事故はそれに馴染まないと判断する。下された「刑量」が、多くの関心を寄せられた国民の反感を買ったのも事実。しかし、「刑」とはその類のものではない部分も有すると考える。


 たしかに、裁判官に「法律」でなく「法学」の欠落を指摘される人も少なくない。しかし、法律とは「人を罰する目的に非ず」と教わった私には、この結論となる。 一方、初動捜査の甘さの指摘もある。車が川に落ちているにも拘わらず救助も顧みず、自己の逃亡を図ったり、友人をして「替え玉・酔い覚まし」の行為など、到底許されざる被告人との罵声も背に感じる。 だが、敢えて云う。 今回の「判決」は、正しい判断 ! ・・と。

 読者の皆さんは、如何お考えであろうか・・・? お考えの「礎」をお聞かせ願いたい! 日本における「ブログ」が正しい方向に向かい成長するには、感情論以外の「己の考えの礎」をも述べあう必要があります。

 自分の意見や他人の感想・意見などが、来年春から始まる「裁判員制度」へも、必ず「自分を育てるに効果あり」と思います。 ぜひ一緒に考えましょう! 投稿お待ちします。


      ☆1月の仏声人語・・・愚者の自覚!



           <新春コラム>